G-SHOCKを新調することにした。
手持ちのG-SHOCKはお気に入りではあるものの、やはり時間の狂いがある。
これまでは別に気にすることもなかったが、最近はスマートフォンなどが正確な時刻を表示してくれるし、G-SHOCKも電波時計が主流である。
となると、やはり時刻調整が不要というのは魅力的だ。
機械式ならば時刻調整は簡単だし、それも楽しみのひとつだったりするのだが、G-SHOCKの時刻調整は意外と面倒だ。
さて、このG-SHOCKというのは、実に多種多様のラインナップを誇る。
電波時計でソーラー駆動でないものを除外したととしても、かなりの数だ。
G-SHOCKと言えばデジタルだが、今はアナログも多い。G-SHOCKのアナログは、世界最高の技術の結晶とも言える。
俺の場合、現場で使うという点で、比較的安価であることも重要なので、気になるアナログは全て候補から外したが、それでもかなりの種類がある。
しかしながら、俺の中でG-SHOCKと言えば初期型が1番かっこいい。
たしか小学生の頃だったが、G-SHOCKの登場はかなりのインパクトだった。
それまで時計というものは精密機械であり、水や粉塵や衝撃は大敵であったが、G-SHOCKはそれらをすべてクリアし、世界的に大ヒットを記録したのだ。
その印象は今でも根強く心に刻み込まれているようで、素敵なG-SHOCKは数あれど、初期型のデザインは別格なのである。
素晴らしい。
しかし、残念ながら初期型と同じデザインのものはもう存在しない。
5000シリーズは存在するが、配色やデザインなどが異なる。
もちろん一般的には見分けのつかないまたはどうでもいいレベルの違いかもしれないが。
いわゆるスクエア型とかオリジンとか言われるカタチなのだが、5000シリーズを基本として5600型と5610型とが派生していて、もちろんそれなりの雰囲気を醸し出しているのだが、細かいところが踏襲されていない。
まあ、改良を重ねた結果なのだろうが、俺はどうしても初期型風が良いのだ!
良いのだ!と言っても、無いものは仕方ない。
仕方ないので、現行品でスクエア型で、電波ソーラーで日本製のものをと探してみたが、やはり細かいデザインがダメだ。
赤い枠が無いのだ。
機能には無関係だが、大事なことなのだ。
もうこの際、言ってしまおう。
ベゼルの表面の上と下に『PROTECTION』と『G-SHOCK』とそれぞれ書かれているのだが、ここに段差があるのだ。
初期型は無い。今でもそのタイプはあるが、素材や色が違い過ぎて除外。または超高い。
完全にどうでもいいって言われそうだが。
そして『SHOCK RESIST』のマークがあるのだが、初期型は文字盤の左上。現行5000シリーズは文字盤の下。
『CASIO』の文字も初期型は文字盤の左上文字盤の上、現行5000シリーズは文字盤中央の上。
で、初期型は液晶の周り赤枠の内側ににレンガ模様が描かれているのだが、これもまた現行品ではあまり見られない。
細かいなぁ俺は(笑)。
でも、初期型が好きなもんで、せめて似た雰囲気のを探したら、ようやく発見。
赤枠がある!
『CASIO』と『SHOCK RESIST』のマークが左上!
これならパッと見た目は初期型っぽい。
これでベゼルに段差が無ければもっと良いのになぁ。
さて、このG-SHOCKは5610らしい。
で、5000型番は日本製で、5600や5610はタイや中国である。
つまり、仕上げや裏蓋の仕様が異なる。
そしてもちろん価格が違う。
日本製は高い。
そのうち逆転しそうだけどねー。
さすがに日本製のほうは裏蓋がスクリューだったり、ベルトがしなやかだったり、とても良い。
しかしながら、俺の条件から外れてしまう。
なにしろ現場でガシガシに酷使するので、ものの数日で傷だらけになる。
高いやつを買うと傷が気になるので本末転倒なのだ。
ほしいけど(笑)。
というわけで、絶賛悩み中(笑)。
それにしてもこのG-SHOCKの沼は凄い。
シリーズはたくさんあるし、コラボモデルも多いし、カラーも豊富だし。
俺のようにはっきりと『初期型が好き!』と明確な好みがなければ、選ぶのに途方もない時間を費やしてしまうだろう。
さてと、グダグダ言ってないで悩みます(笑)。