末路に向かって

徒然。意識無意識。

身体が硬い。

首、肩、腕、腰、股関節、脚。

 

これら全てガチガチに硬い。

 

自分の背中をかくなんてことは夢のまた夢。

 

肩側から手を曲げても肩にしか届かない。

腰側から伸ばしても腰にしか届かない。

 

蚊は俺の背中なら吸血し放題だ。

 

当然ながら、何かと不便なので、病院や整骨院にはあちこち通っていた。

 

いくつかの治療院ではとりあえずの痛みを軽減してもらったりしたが、硬いこと自体はどうにもならなかった。

 

ある時、凄腕だと教わって行った治療院で言われたのが、

『脳が誤作動を起こしている』

 

は?

 

脳が全身を固めようとしているので、マッサージやストレッチでほぐすと、誤作動を起こしている脳は、ほぐす前よりも固くなるように指令を出す。ということらしい。

 

なので、今の硬さはこれまでのマッサージやストレッチの結果である。と。

 

とはいえ、苦痛から逃れるために簡単なストレッチでもいいから、ほぐして楽になれないかと試みるのが人間ってものでしょうよ。

 

というわけで、運動も兼ねてここ数日間、毎朝ストレッチとエクササイズに明け暮れていた。

 

2、3日後の筋肉痛は当たり前のことなので気にしていなかったのだが、その後、やはり完全におかしい。

 

本当にやる前よりも硬くなっている。

 

今日、横断歩道を渡っているときに信号が点滅し始めたので、軽く走り出してみたのだが、なんと走ることが出来なかったのだ。

 

困ったものだ。

 

んで、インターネットで調べてみたのだが、俺の場合は筋肉でなく神経がやられている可能性が出てきた。

 

なるほど!

 

しかし、調べてみたら神経にアプローチする整体はあるものの、なにしろ高額なのである。

 

もちろん保険など適用されるわけもなく、なかなか厳しいことになっている。

 

貧乏人には無理だ。

 

 

ていうか、まさか怖い病気だったりしないよな?

 

 

まあ、死ぬのは怖くないが、それは楽に死ねる場合だけだ。

 

あと、母親が生きているうちは死ねない。

 

さすがにそれは親不孝だ。

 

そして母親には長生きしてほしい。

 

うむ。

 

硬いのはどうにかならんものか。