ある意味、ここが人生の大きな分岐点かもしれない。
俺の初期衝動の象徴であるレスポールカスタムを手放すということは、俺の人生における音楽に対する心の比重が変わるということだ。
もちろん音楽は辞めない。
GRETSCHが2本。まだ手元にあり、メインとサブである。
レスポールカスタムはあくまでも象徴で、ライブで使う予定もないギターなのだ。
ただ、手元にそれがあるか無いかで、何かが変わる気がする。
コダワリのひとつ。
もちろんGRETSCHがメインなので、機会があればいつでもロックシンガーの立場で出動できる。
そしてそのパフォーマンスに何ら変わりはないと胸を張って言える。
ただ、何かひとつだけスイッチが切れる。
そして、俺は単車乗りとして、自分の人生に新しい色を塗る。それだけだ。
初めて会う人への挨拶が『ロックンローラーです』ではなく『単車乗りです』に変わるだろう。
しかし、レスポールが売れずに手元に帰ってきたら、それはそれで運命だと全てを受け入れて、ロックンローラーとして残りの人生を全うする。
単車好きのバンドマン
or
ロック好きの単車乗り
ということだ。
さあ、この分岐点、女神はどちらに微笑む?
そう、俺に微笑むのは確定だ。
単車乗りの俺
or
ロックンローラーの俺
デスorグローリーではない。
グローリーorグローリー
である。
今日の俺もついてるぜ。