末路に向かって

徒然。意識無意識。

ん?はまじあき先生?

ぼっちざろっくの作者?である『はまじあき先生』がレスポールカスタムを購入したと話題になっている。という記事を読んだ。

 

ぼざろ連載開始した時からずっと憧れてて欲しかった本家カスタムに加えて同じ生まれ年のヒスコレが奇跡的にあったのでついに買っちゃった

 

とのことだが、1957年生まれなのか。

 

作品の内容からしてまだ若い(俺に比べてね)先生であると踏んでいたのだが、なんと俺よりもはるかに歳上であったのか。

 

いや待てよ。

1957年のレスポールカスタムをチョイスする時点で、たしかにかなりの通である。

1957年のレスポールカスタムは、オールマホガニーなので、いわゆる『レスポールの音』として認識されているような音は出ない。

 

ま、俺的にはそっちのほうがロック向きではなかろうかと思ってはいるが。

 

レスポールは1960年にモデルチェンジというカタチで生産終了し、1968年に復刻したのだが、何の都合か大幅に仕様変更された。

 

メイプルトップ&マホガニーバック、つまりスタンダードと同じボディ構造になったのだ。

 

だからこそ1968年のカスタムが、最も人気のあるモデルになったのだが。

 

なので、オールマホガニーの1957年カスタムを選択するのはよほどの通である。と。

 

俺のカスタムは1972年製なので、仕様は1968年に近く、トップはメイプルである。

 

まあ、後ろからマホガニー、メイプル、マホガニー、メイプルという、いわゆる『パンケーキボディ』と呼ばれる構造になってしまったし、ネックは3ピースマホガニーに補強のボリュート付きというものになっているが。

 

とは言え、正直に言うと、レスポールはスタンダードもジュニアもカスタムも1957年製が1番好きなのである。

 

はまじあき先生のカスタムも、きっと俺好みの音がするに違いない。

 

ちなみにZEMAITISを使っていたときは1957年のカスタムっぽいと思って使っていた。

どちらもオールマホガニーにエボニー指板だからだ。

 

そうそう、レスポールカスタムっぽい音を構成する大きな要素がエボニー指板なのである。

 

鳴りが繊細でレスポンスが良い。

 

凄く鳴るボディとネックをエボニーで締める感じ。

スタンダードはハカランダ指板で指板もネックもボディも良く鳴るのをメイプルトップで締める。といった感じ。

 

1968年のカスタムの人気が出るのは当然だ。

スタンダードよりもタイトなサウンドで、60年代後半から70年代にかけてのロックシーンにベストマッチしたのだろう。

 

うむ。やはり1957年のカスタムは通好みというわけだ。

 

 

ふと思ったが、はまじあき先生は年齢を公開していないのに、これでは年齢を公開したのと同じではないか。

 

いや待てよ。

 

もしかして、1957年ではなく、生まれ年に生産された中古のヒスコレを買ったってことか?

 

ヒスコレって何年からだ?

 

分からんが、そっちが正解だな。たぶん。

 

 

まあどうでもいいや(笑)。

 

しかしながら、バースイヤーのギターが欲しくなるというのは、自然なことなのかもしれないな。

 

 

俺もそうだ。必死で探したものだ。

 

しかも委託販売物で格安で入手できたのだ。

(とはいえ俺からすれば高かったのだが)

 

うわ。思い出した。あの必死な俺を。

 

しかも4年ローンだった。

 

さらにライブでは一度も使ってない。

 

それなのに売ろうとしているのか。。。

 

 

まあ、5年後には200万円台に到達するだろうし、手放すと二度と買うことができないギターだ。

 

かつてそういうのを何本も手放して大いに後悔しているのに、まだ分からんのか俺は。

 

200万円で売れる日を待つか。

この調子で高騰していけば、10年もすれば現実のものとなるだろう。

 

いや、俺が生きてない可能性が高い(笑)。

 

悩ましいものだ。