愚息ならぬ愚娘に振り回されている。
まったく言うことを聞かないくせに自分の主張だけは曲げず、そのくせ金だけは要求してくる。
困ったもんだ。
二言目には死ぬとか言い出すし。
まだまだ子どもなのだ。
が、いっちょ前に子ども作ってバカと結婚するハメに。
そんで離婚して、また身の丈に合わない部屋を借りて、保証人になれとか。
さらに子どもをばあちゃん(俺の実母)に預けて出稼ぎに行くんだと。
俺の実母ももうそれほど元気ではないのだが、断りきれなかったのだろう。
あの無茶苦茶なエキセントリックぶりは、実は祖母譲りなのだけど。
隔世遺伝。
そういや、俺の自由奔放も祖父譲りだ。
エキセントリック一族。
俺のじいちやんは長生きしたが、最後が酷かったなぁ。
突然行方不明になり、数年後に山奥で白骨となって見つかったのだ。
まあ、俺もまともな死に方はしないだろう。
でたらめな生き方だからなぁ。
長生きもしないだろうし。
いや、世にはばかるタイプではある(笑)。